予防接種と乳幼児健診
掲載: 2020/ 4/24(Fri)
皆さん、こんなご時世ですが、いかがお過ごしでしょうか。
報道は暗いニュースが続き、気がめいりそうですね。才能のある有名な方たちが残念ながら亡くなられた、と聞くと本当につらいです。
ところで私は小児科医ですので、小児に関することですが。
各自治体で集団でやっている乳幼児健診も次々と中止となり、可能なところでは個別のものに切り替えたりしています。
病院、クリニックに行くのが怖くていやだから、と受診を控えられる方がものすごく増えました。
それが当たり前の反応だと思います。
でも。待てるものと待てないものの区別はつけてください。
例えば、生後 2か月から始まる予防接種の中でロタウイルスワクチン。
これは接種できる期間がものすごく短くて生後 6か月くらいにいらっしゃっても接種ができません。ですので遅くとも生後14週6日(生後3か月半過ぎ)までに1回目の接種を受け、生後24週(生後 6か月, 168日)までに接種を完了しましょう。
ほかには細菌性髄膜炎を予防するヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン。ある程度は待てますが、遅らせすぎて罹患してしまった場合、非常に危険な病気です。
また 1歳を超えてなるべく早く接種していただきたい麻疹風疹混合ワクチン。1歳のころにはお母さんのおなかでもらった免疫は全くない状態です。世の中には麻疹(はしか)、風疹ともに結構います。新型コロナウイルスほど派手に騒がれていないだけです。
当院はじめ全国の小児科では予防接種、乳幼児健診の方がいらっしゃる時間帯を特別枠として感染リスクを下げる工夫をしています。
風邪を引いた方と引いていない方を一緒にしない工夫です。
わからないことはかかりつけのお医者さんでちゃんと聞きましょう。
大丈夫です、いつも見てくださる先生は真摯に答えてくださるはずです。
大事なことを見逃さない、私たちが生きていくために大切なことだと思います。
皆さん、こんなご時世ですが、いかがお過ごしでしょうか。
報道は暗いニュースが続き、気がめいりそうですね。才能のある有名な方たちが残念ながら亡くなられた、と聞くと本当につらいです。
ところで私は小児科医ですので、小児に関することですが。
各自治体で集団でやっている乳幼児健診も次々と中止となり、可能なところでは個別のものに切り替えたりしています。
病院、クリニックに行くのが怖くていやだから、と受診を控えられる方がものすごく増えました。
それが当たり前の反応だと思います。
でも。待てるものと待てないものの区別はつけてください。
例えば、生後 2か月から始まる予防接種の中でロタウイルスワクチン。
これは接種できる期間がものすごく短くて生後 6か月くらいにいらっしゃっても接種ができません。ですので遅くとも生後14週6日(生後3か月半過ぎ)までに1回目の接種を受け、生後24週(生後 6か月, 168日)までに接種を完了しましょう。
ほかには細菌性髄膜炎を予防するヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン。ある程度は待てますが、遅らせすぎて罹患してしまった場合、非常に危険な病気です。
また 1歳を超えてなるべく早く接種していただきたい麻疹風疹混合ワクチン。1歳のころにはお母さんのおなかでもらった免疫は全くない状態です。世の中には麻疹(はしか)、風疹ともに結構います。新型コロナウイルスほど派手に騒がれていないだけです。
当院はじめ全国の小児科では予防接種、乳幼児健診の方がいらっしゃる時間帯を特別枠として感染リスクを下げる工夫をしています。
風邪を引いた方と引いていない方を一緒にしない工夫です。
わからないことはかかりつけのお医者さんでちゃんと聞きましょう。
大丈夫です、いつも見てくださる先生は真摯に答えてくださるはずです。
大事なことを見逃さない、私たちが生きていくために大切なことだと思います。