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ママさん小児科医の徒然日記
負の連鎖
掲載: 2018/ 8/ 6(Mon)

先日、当クリニックのスタッフが銀行に行った時のこと。
月末だったせいか、いろんな方がATM使って振り込みやら引き出しやらいろいろしていたそうなんです。
スタッフも同じようにやっていました。
別のATMであるお母さんも一生懸命いろいろしていたそうです。
ついてきた子ども、2歳くらいでしょうか。つまんなくなったようで、お母さんに「かまって、かまって」と大騒ぎ。
お母さんもはじめは口で「ダメ、ダメ」とか言っていたようですが、子供のほうがエスカレートして床の上に転がって足をバタバタさせてわめき始めてしまいました。
そこでびっくりしたのが、そのお母さん。大声で罵倒し足でケリをいれたそうです。
もう、周りのほうがひいちゃって、ビビりまくり。
子どもはいつものこと、なんでしょうか、全く動じず変わらずわめき散らし、見かねた銀行員さんが、子供の相手していたようです。

お母さんも子ども抱えて、それでもいろいろしなきゃいけない用事はいっぱいあるので、イライラしちゃうときもありますよね。
でも、手や足を出すのはどうなんでしょう。大声で罵倒するのはどうなんでしょう。
一歩間違えなくてもそれは虐待にならないでしょうか。
それとも「しつけ」と思いますか?

子どもは大人、親のしていることを見ています。「こうすればこうなる」、という予測も多分ちょっとずつですができます。
子どもがわめくのは、親にいっしょうけんめい訴えても聞いてくれていないから、聞いているようにみえないから。ではないでしょうか。
「ちゃんと聞いているんだよ」、というのがわかれば、こどもはわめき散らすことはやめると思います。
ちゃんと自分のお話を聞いてもらえている、という安心感が生まれますから。
行動で訴えるのは、その安心感が得られていないからではないでしょうか。

子どもは、親が自分にしたことは誰にでもやってもよいこと、とおそらく認識するでしょう。
そうなればいつまでもこのような負の連鎖が切れることはありません。
ママさん、パパさん、自分の子供が将来親になった時に、孫に向かってしつけ、と言って手や足が出る光景を見たいですか?
見たくないな、と少しでも思った方、今からでも間に合います。
まず自分から行動を起こしましょう。
自分のお子さんと正面切って向かい合ってください。

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