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ママさん小児科医の徒然日記
発熱
掲載: 2018/ 7/30(Mon)

暑い日が続きます。
ちょうど今は夏休み真っ盛り。水遊びやお祭り、花火大会、と夏ならではのイベント盛りだくさんで盛り上がっています。
そしていわゆる「夏風邪」と呼ばれるウイルス感染も別の意味で盛り上がっています。
症状は様々ですが、お熱が出る方が今は多い印象です。

発熱時の冷却(クーリング)については以前から「冷やしたほうがいい」とか「悪い」とか、あまりに言う人が多すぎて結局のところ決着がついていないのが現状です。
なので、私の私見としてお話させてください。

私は熱がぼんぼん上がって患者さん自身が「寒い寒い」と言っているようなときは温める、「あついあつい」というときは冷やす、が基本と考えています。
ただし、必ず熱さましの薬を使え、とかいうんじゃないんですよ。
発熱をすることで、患者さんの体は悪さをするばい菌さんを一生懸命やっつけてくれるようになっていきます。
発熱は治るためには必要不可欠なことなんです。
でもそのせいでぐったり「しすぎたり」、「脱水になったり」するのは違うんですよ。
安静に休むことができる、水分をしっかりとることができるだけの体力は常に維持しておかなければなりません。
そのために、熱くてちょっと苦しそうだな、ぐずって眠れていないな、水分がなかなか取れなくて苦しそうだな、というときにクーリングが重要に なってきます。
クーリングをしてあげるだけでもわずかですが熱は下がってくれることがあります。
子どもにとってそれこそ0.2度熱が下がる、というのはものすごく楽になって体力が温存されるんです。

よく氷枕作ったのに子どもがそこで寝てくれないんです、というお話を聞きますが、当然です。
子どもは動くのが当たり前。動かないほうが危険です。
私がよくお話しするのは、ケーキ屋さんとかでよくいただく保冷剤を2-3個タオルなどにくるくると巻いてそれを背中からわきにあたるようにナナメに体に巻き付ける方法です。
首やわき、足の付け根など、皮膚表面近くに太い血管が走っているところを重点的にクーリングするようお話します。
注意が1点。
よく「ひえ○た○ート」をお子さんに貼っていらっしゃるママさんたちがいますが、やめましょう。
粘着性を上げるためにゼリー状のテープがついていますが、寝ているうちにはがれる危険は十分にあります。
大人ならともかく、本当に小さな子に貼っていたシートがはがれて、万が一口と鼻をいっぺんにおおっていたらどうなりますか?
容易に想像できますよね?
大人が24時間一時も目を離さずずっと子どもを見ていられるなら別ですが、それは不可能です。
あまりに危険な行為ですので、くれぐれも発熱時のクーリング、には使用しないでください。

とにもかくにも、お熱が出ちゃったお子さんみなさんが、早く良くなり ますように。

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